まず、マウスを仰臥位にし、手足を針で固定します。動物の前身に75%エタノールを塗布します。腹部と胸部の皮膚と筋膜を縦断します。
肋骨を胸骨傍に切り、胸部を折りたたんで心臓に自由にアクセスできるようにします。上向きに折りたたまれた胸部を針で固定します。ハサミを使って右の心房を開きます。
カニューレを使用して、20ミリリットルの1回限りのPBSを左心室に塗布し、切開した右心房から血液を洗い流します。マウスの頭部の上の皮膚を切って頭蓋骨を露出させ、鉗子を使って頭の周りの皮膚をずらして縦断面を作ります。矢状縫合糸に沿ってハサミの助けを借りて頭蓋骨を切開します。
ハサミの先端を切開線に沿って挿入し、カロットを割って開きます。鉗子でカロットの残りの部分を取り除き、脳が完全に露出するようにします。脳を慎重に取り出し、マウスの脳マトリックスに入れます。
カミソリの刃を使って脳を厚さ1ミリの矢状スライスに切ります。はさみの助けを借りて、腸骨稜のすぐ上の脊柱を切ります。1回限りのPBSを含む20ミリリットルの注射器に取り付けられた20ゲージの針を脊柱管に挿入します。
脊髄を脊柱管から尾側から頭蓋側に向かって洗い流します。メスを使って脊髄を0.5センチの長さに切ります。脳と対応する脊髄からなるCNS細胞懸濁液を、3ミリリットルの冷たいDPBSを含むペトリ皿に保管します。