キイロショウジョウバエの胚と幼虫は、操作がしやすく成長が早いという特徴を持ちます。そしてその発生メカニズムはヒトを含む他の生物と類似しています。こういった理由から、ハエの胚と幼虫は、行動から発生生物学に至るまで様々な分野の研究に貢献しています。しかしながら、これらを用いた実験を行うには、まずその胚と幼虫の収集が不可欠となります。
このビデオではまず寒天培地上のショウジョウバエ胚を収集するための「産卵カップ」の使用法について説明しています。その後胚の採取、dechorionationという胚の外膜を取り除く工程をご覧いただきます。次に、胚期に続く3段階の幼虫期でのショウジョウバエの識別、操作方法を説明しています。最後に、これらショウジョウバエ胚と幼虫の生物学実験への応用例をいくつか紹介しています。
Skip to...
ABOUT JoVE
Copyright © 2024 MyJoVE Corporation. All rights reserved