角柱梁要素の平らな面のせん断を理解するには、要素に作用する垂直および水平せん断力と法線力を考えます。梁の中立軸によって分割された要素の上部 (U) と下部 (L) の断面が検査されます。これらの力の平衡は、水平せん断力を特定するのに役立つ平衡方程式を適用することによって決定されます。この力は、曲げモーメントと断面の一次慣性モーメントに直接関係します。せん断力の大きさは等しいが方向が反対であるため、解析では梁の上部を調べても下部を調べても一貫した結果が得られます。
特定の線より下の梁の断面における一次モーメントは、大きさと方向の両方において、その上の断面の一次モーメントと同じであることに注意することが重要です。この一次モーメントは、梁の中立軸で最大に達します。ここで、中立軸より上の断面は水平せん断力の計算にプラスに寄与しますが、下の断面はマイナスに寄与します。せん断流の計算には、水平せん断を梁要素の長さで割ることが含まれます。このプロセスを理解することは、梁内の水平面でせん断がどのように作用するかを包括的に把握するために不可欠であり、工学プロジェクトにおける梁要素の構造的完全性と設計要件を評価するために重要です。
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