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General Laboratory Techniques

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ブンゼンバーナーの紹介

概要

ブンゼンバーナーは、開発者の一人であるRobert Bunsenにちなんで名付けられ、高温で、すすを生じない不輝炎を作り出すことのできる実験器具です。ブンゼンバーナーは、点火する前に本体バレル内で混合するガスと空気の量を細やかに調整することができ、炎の大きさと温度をコントロールできます。ブンゼンバーナーの炎により対流が発生します。炎の上部空間では熱されて生じた上昇気流にのってどんな粒子も上方向、つまり下降する冷たい空気から離れる方向に移動するため、作業領域を無菌状態に保つことができます。火の取り扱いには特別な注意が必要となります。点火前に髪の毛や服、アクセサリーに常に注意を払い、また消化器や放火用毛布などの防火グッズを近くに準備しておいて下さい。十分に時間を取ってブンゼンバーナーの使用方法や必要な安全設備について理解しておくことで、安全に自信を持ってこの便利な実験器具を使いこなすことができます。

手順

ブンゼンバーナーは、ガスと空気を混合し燃焼させ、連続的に炎を作り出すことができる実験器具です。ガスと空気を混ぜる比率を調整することで、炎の強さ、温度、大きさをコントロールできます。実験試薬や器具を熱し、滅菌するためにブンゼンバーナーが利用されます。

全てのブンゼンバーナーの基本構造は同じです。空気とガスはバレルつまり筒の部分で混ざり合います。

バレルの下方にあるカラーを使って空気量と炎の温度を調整することができます。カラーを回すと、空気の通り道ができより多くの空気が流入します。反対に回すとその穴は塞がります。

ベンチュリ効果によって穴から空気が吸い込まれます。 カラーが開いているときはバーナー内部の空気圧が下がることにより、バレル内に空気が流入する仕組みです。

また、ニードルバルブがバレルの底部分についており本体にねじ込む構造になっています。ニードルバルブは半時計回りか時計回りに回転させることでガスの量を調節でき、炎の大きさをコントロールできます。

ブンゼンバーナーを移動させるときは、バレルが土台にねじ込まれた状態であり、冷えている

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