JoVE Science Education

General Laboratory Techniques

このコンテンツを視聴するには、JoVE 購読が必要です。

live

Speed

×

MEDIA_ELEMENT_ERROR: Format error

実験室での溶液調製法

概要

溶液の適切な調製は、ほぼ全ての生物学および化学実験において基本の実験手技となります。溶液は溶媒中に溶解した溶質が均一に存在している液体です。溶液は、その溶質濃度つまり単位体積の溶液中に存在する溶質の量で表すことができます。

このビデオでは、水溶液調製の各工程を紹介しています。溶液調製に必要となる溶質の量の求め方と測定方法、また適量(QS)を加え目的の溶液を調製する方法、メニカスの説明、溶液の滅菌方法について説明しています。さらに、溶液調製の応用例として、例えばリン酸緩衝食塩水(PBS)などの生物学実験で一般的に使用される溶液とその使用例を紹介しています。これら溶液は生体内pHと細胞環境のイオン濃度を再現した緩衝液です。

手順

溶液の調製は、世界中ほぼ全ての生物学、化学実験において必須となる手順です。

溶液とは液体中に物質が溶解したものです。その溶解した物質のことを溶質、その他の液体部分を溶媒と呼びます。そして最終的にできた均一混合物を溶液と呼びます。

溶液は、濃度で表すことができます。濃度とは単位体積の溶液中に含まれる溶質の量です。

溶液の調製は基本的な実験手技ですが、この操作の正確性が実験の成功と失敗の分かれ目ともなります。

溶液調製時には安全性を第一に考えましょう。グローブや実験着の着用など、取り扱う化学薬品に応じて適切な予防措置を取って下さい。

溶液調製にはいろいろな方法があります。これから最も一般的な水溶液の作り方を紹介していきます。

まずは目的とする濃度の調製に必要となる溶液中の溶質のモル数を考えます。次に、必要となる質量を化学薬品の分子量つまり1モル当たりのグラム数から算出します。

その化学薬品を電子はかり又は天秤を使って計量します。

それからメスシリンダーを使って、最終液量のおおよそ4分の3の精製水をは

Log in or to access full content. Learn more about your institution’s access to JoVE content here

当社はcookieを使用しています。

「続行」をクリックすることで、当社のcookieへの同意となります。