まず、マイクロ流体チップを質量光度計ホルダーに配置し、質量光度測定サンプルを測定します。データ取得が完了したら、データ解析ソフトウェアを開きます。分析用のファイルをロードするには、左上のプラスアイコンをクリックし、mpキャリブラントファイルを選択します。
ソフトウェアはファイルの分析を開始し、所要時間はファイルサイズと測定回数によって異なる場合があります。質量をキャリブレーションするには、右下にある質量キャリブレーションの作成ボタンを押します。フィッティングされたピークのコントラスト値を示すテーブルを表示するダイアログボックスが表示されます。
フィットしたピークの既知の質量値と一致するようにテーブル値を変更します。次に、[保存]をクリックします。新しいキャリブレーションファイルは、データ解析ソフトウェアの左下にある質量キャリブレーションパネルに表示されます。
サンプルファイルを追加するには、左上のプラスアイコンをクリックし、mpサンプルファイルを選択します。質量ヒストグラムを作成するには、解析タブに移動し、ヒストグラムモードを選択して、質量プロットオプションを選択します。必要に応じて、ビンの幅、質量制限、およびその他の必要なパラメータを調整します。
必要に応じて、Figuresタブでプロットをさらにカスタマイズします。カスタマイズ後、フィギュアをエクスポートしたり、ワークスペース全体をDMPファイルとして保存したりできます。手動希釈による質量測光測定の結果、2 つの大きなピークが非結合 FcRn モノマーと免疫グロブリン G 抗体モノマーに対応する質量ヒストグラムが得られました。
また、196キロダルトンと251キロダルトンで、1対1および1対2の化学量論を持つ免疫グロビンG FcRn複合体に対応する2つの追加のピークが明確に観察されました。