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Developmental Biology

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初期ゼブラフィッシュ胚のライトシート顕微鏡イメージングとマウント戦略

文字起こし

左右軸に沿った内部非対称性にもかかわらず、ほとんどの高等生物では、骨格や筋肉などの外部構造が対称的に発達します。ゼブラフィッシュの胚を用いて、高解像度のライブイメージング、定量解析、理論モデリングを組み合わせ、対称性確立の原理を探ります。この分野は、高い時空間分解能で発生中の胚をイメージングし、その後取得した画像の定量分析を行うために、さまざまな顕微鏡技術に大きく依存しています。

顕微鏡法にはさまざまな形態があり、それぞれに独自の利点があります。しかし、最近では、ライトシート顕微鏡や超解像顕微鏡の生体化により、胚発生における動的過程の見方が大きく進歩しています。従来の共焦点顕微鏡や多光子顕微鏡は、生きた胚をイメージングする際に視野が限られているだけでなく、光退色や光毒性を引き起こすことがよくあります。

マルチビューライトシート顕微鏡はこれらの問題に対処し、観察時間とサンプルの回転を長くすることができます。しかし、この技術を用いたイメージングのためのサンプル調製とマウントには課題が残っています。イメージングセッションを成功させるための主な制限は、サンプルを適切にマウントして向きを変えることです。

ここでは、マルチビューライトシート顕微鏡でイメージングするために初期ゼブラフィッシュ胚をマウントする戦略と、マルチビュー画像を取得および再構築するための一般的な手順について説明します。

ライトシート顕微鏡を使用して、無傷の絨毛膜内の初期のゼブラフィッシュ胚をイメージングするためのサンプル調製戦略について説明します。これは、70%エピボリーおよび芽の段階で胚が絨毛膜内で獲得するさまざまな向きを分析し、ライトシートシステムを使用して胚全体で細胞スケールの分解能を得るためのイメージング戦略を詳しく説明します。

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この動画の章

0:00

Introduction

1:37

Sample Preparation for Imaging Early Zebrafish Embryos Within an Intact Chorion Using a Light‐Sheet Microscope

2:53

Analyzing Different Orientations of Zebrafish Embryos Within the Chorion Using Multiview Imaging

4:53

Multiview Image Analysis to Obtain Cellular-Scale Resolution Throughout the Embryo

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